住宅とライフスタイルのミスマッチ

良いものを作って大切に長く使う。
ライフスタイルに合わせて住み替える。

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家造りを行う場合、家族の人数と成長に合わせて将来的に必要となる部屋数を見込み、大きな住宅を設計してしまいます。しかし、実際にその部屋全部が必要とされる期間は、10年間程度でしかありません。家を建て子らが小さなうちの10年間と、子らが独立したあとの30年以上は1LDKあれば十分生活が可能です。不要な部屋をもてあまし、長い年月を過ごすことになってしまいます。

そうした場合、不適合な家を売って住み替えようとしても売却が難しく、我慢して住み続けるか、取り壊して建て替えるしかありません。

住宅を使い捨てにしたり、我慢して住み続けるのではなく、長く快適に暮らせる家、良いものを作って大切に長く使う。あるいは本当に新築住宅が必要なのかどうか検討し、中古住宅をリフォームし住み替えるなど『サスティナブル(持続可能)』な社会へシフトする必要があるのではないでしょうか。

小さな家を建てよう

新婚時に、ゆとりある1DKの小さな家を建て暮らし始めましょう。

出産までと乳幼児の子育て期間を健康と安全に配慮した自然素材の小さな家で家族肩を寄せ合いむつまじく暮らすのです。
やがて、子供たちも大きくなると個室が必要になります。そうしたら同じ地域に、必要な部屋数のある古い大きな借家か、中古マンションを見つけましょう。これまで住んだ家をクリーニングし、新しい住み手を見つけ賃貸します。賃貸収入を借家の賃貸料もしくは中古マンション購入のローンに充当します。
10年もすると子供たちも成長し独立します。賃貸していた住宅をリフォームし、自然素材の小さな家で、もう一度新しい生活を始めるのです。

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●ワンポイントアドバイス
▼=新築のタイミングは3度ありますが、Aの新婚時がもっとも適切でしょう。
●マンションの場合新築の購入はリスクが高く推奨できません。小さな中古マンションをリフォームして住むのがいいでしょう。
●大型住宅に引っ越す場合は、必ず同じ地域(学区)で探しましょう。転校が子らに及ぼすリスクを回避し、親も同一コミュニティーで暮らすメリットは重要です。

住まい方の選択肢が広がる

自由な発想で広がる選択肢。

新婚時に自然素材の“小さな家を建てよう”と提案しました。このように既成概念にとらわれることなく自由な発想をすると、まだまだ選択肢は広がります。

■中古マンションを自然素材リフォームして住まう
新婚時に家を新築するのはなかなか大変なことですが、たとえば中古マンションならどうでしょうか?

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1)新婚時に負担の少ない中古マンションを購入、自然素材リフォームをし居住します。
2)子らが成長し手狭になったら、3LDKの賃貸マンションに思い切って引っ越します。購入した1LDKマンションは貸し出して賃貸収入を得ることができます。
3)子らが独立したら、貸し出していたマンションに戻ります。

■賃貸マンションに住まう
賃貸マンションをその時々の暮らしに合わせて、自由に住み替える。そして、円熟期を迎えたころ、理想の場所に終の棲家となる小さな自然素材の家を建てて暮らすのもいいですね。

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1)自然素材賃貸マンションに入居。
2)自然素材賃貸住宅に入居。もしくは3LDKの賃貸マンションに入居。
3)子らが独立したら、1LDKのコンパクトな自然素材住宅を建てましょう。